“コミュニケーション”דディスコミュニケーション”

2014.10.21(21:06)
雨が降ると一気に気温が下がりますね

冷たい雨に打たれると風邪をひいてしまわないか心配になります。。
季節の変わり目、まだまだ気をつけないと^^

さて、番組ゲスト『オレンヂスタ』さんの2年ぶり()の本公演、
『白黒つかない』にお邪魔してきました

会場に入るとすぐ目に入ったのは個性的なデザインの舞台セット。
左右、そして奥に小さな枠のたくさん空いた黒い壁(オフィスの棚のイメージ)、
枠の中には小さな小物がたくさん。
ステージ上には白いデスク、椅子(造りはとても簡素)。
そして最も気になったのは、
舞台センター奥の(ほんとに)高~いところに設置された一台の電話。
なにか“フラグ”のような気がするなぁ

今回は“広告代理店”のオフィスが舞台のワンシチュエーション芝居。
つまり基本的に場面転換などはなく、
このオフィス内で様々な物事がおこる、ということ。

続々と登場(出勤)する社員たち。
でも、動きも話し方も機械的、
会話しているお互いの視線も合っていない。


事務作業も規則的な動きの繰り返し、
そして会話の途中登場するのは大量の白紙。
その紙を手で“踊るように”操り、会話をするキャストたち。
(説明がむずかしい^^;)
以前『SOM企画』の際に多用された“コンテンポラリーダンス”、
そのより演劇に近いバージョン、といったところでしょうか。

どことなくぎこちなさ、違和感を感じつつwよく観てみると、
キャストが“コミュニケーション”を取ろうとする場合、
直接お互いの手や体を合わせたりして、
逆に“コミュニケーション能力のない”人と“コミュニケーション”を取ろうとすると、
片方はひたすら一方的にオフィス内を歩き回り、
もう片方は一向に相手を捕まえてまともな会話をすることができない。
端から観ていると滑稽なシーンでしかないんだけど、
実際社会人なんてこういうもんだよなぁ、
なんて妙に納得ww(ちょっと悲しい)

そして始まった“お決まり”のオープニングのダンス
爆音に合わせて事務機器を持ち運びながら^^踊るキャストたち、
そう、上演前に話題だった“「死ね死ね団」じゃない”ww
スタイリッシュながらも何か不安感のあるビジュアル、
このあとの展開がなんとなく予想される。。

日常のオフィス風景に復帰、
やってきたお得意先の会社人事担当、松竹亭ごみ箱さん、
やはりどこかぎこちない動きで、
しかも縦横無尽にw事務所内を歩き回る
激しい動きのため、床に散らばっていた紙でスリップ、
そして激しく転倒なんてアクシデントがあったんですが、
その後も何事もなかったかのように表情も変えずまた歩き回り始めるw
このシーン、めっちゃ面白かったんですが、
転倒したのが結構客席よりの場所だったんで、
真ん前で観てたお客さんは大きな体が激しく倒れてきてびっくりしたんじゃw
(スラックスの膝部分にもしっかり痕が残っちゃってました)

会社の中の控えめな新人社員役、『牛乳地獄』藤村さん、
スーツ姿が似合ってる、
しかし何より、
人柄の良さがめっちゃよく出てるw
同じく周りと視線の合わない会話、動き、
でも何か一人“空周り”してる感じ。。。
人の良さが逆に笑いを、
そして災いを呼んでしまうような、
ちょっと観ていてつらくなる^;

一際ラフな服装、
何かとビデオカメラを持って動く、
そして時に撮影をする今津さんの役の男性。
やはりあの、どこかぎこちない、
機械的な動き。
でもすごい。
“体幹”が。
華麗に“紙”を扱い話していたかと思えば、
急にふわっと体が浮いて、
家具(舞台装置)を使ってアクロバットな姿勢になったり
圧巻だったのは藤村さんとの絡み(会話)のシーン。
個人的に“名古屋で最も体幹のいい俳優”w上位のお二人、
とにかく動きがきれい、そしてもちろんキレッキレw
なかなか並みの演劇人にこんなことはできないなと。

というか、なかなかこんな舞台も珍しいんでしょうけど

番組でもお話にあった伊藤さん、“お局”様役。
キツい口調、行動、
どこの職場にもきっといるような、
観てて「あぁ、いるいる。。。^^;」
という演出に苦笑いw
動きはやはり、“あの”動き。
役の性格を反映してかw一つ一つピシッピシッっとw
動きもきれいだし、
伊藤さん独特の神秘的?名雰囲気もあいまって、
舞台上で目立つ存在でしたね^^。
ただ、そのルックスもあってか、
(こんなお局さんならいいなぁ。。。)なんて考えてたのは内緒です

お話は会社内、そして会社外からもたらされる突然の難題、
それに私情が絡んできたりして、
どんどんぐちゃぐちゃに。
そして「新人の突然の死」。
“あの”気になっていた、
とても高いところにある電話機にわざわざ脚立で登り、
そこから崩れるように飛び降りる、という演出。

ここで完全に日常と“歯車が狂いはじめる”わけですが、
今までの機械的だった動きが“人らしく”なることによって、
観客の中にきっと一種出来上がってしまっていた(パターン化していた)流れが変わり、
観てる側もそれとのギャップに心を持っていかれて。。
後半の終始シリアスというか、
シュールな内容にも心を動かされっぱなしでしたね。

そしてひたすらステージ上に持ち込まれ、
キャストによってステージにばら撒かれていた白紙、
いつしか舞台上は紙だらけ

それがラストのシーン、
“事務所の引越し”という名目で、
棚の小物とともにすべて片付けられてしまうのですが。。。

あれだけごちゃごちゃだった舞台上、
それがなにもなくなってしまった虚無感、
それと。。
それですべてがまた元に戻ったわけではないもどかしさ、
みたいなものをいろいろ感じてしまいましたね^^


舞台はあえて抽象的な、
あのダンスを取り入れてより非現実な表現をしていたように思えるのに、
なぜか観終わってすごく“納得”してしまった^^。
意外にも爽快な気分w

あとから観劇の感想を覗いてみると、
学生の皆さんと社会人の皆さんの感想が少し違うようで。。。

学生のお客さんはダンスなどのパフォーマンスを主に楽しみ、
社会人はその深い内容(意味)も楽しんだ。

今回の舞台のテーマは観る世代によっても、
かなり違った捉え方をされたようですね。
そこもすごく面白かったです。

個人的に社会人としてすごく共感してしまう部分が多かったし、
耳が痛いなぁと感じることもたくさんありました

なにより開演から終演まで、
自分の気持ちのテンションが上がりっぱなしだったw


終演後、出演の皆さんと
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先日『ナゴヤはいゆう寄席』でもトリを務めていらした、
取締役役w雷門福三師匠はじめ、
実力派役者が、それこそ“奇跡的に”勢ぞろい。
ただ今回の舞台の構成、
きっと皆さんだったから実現できた舞台、
だったかもですね^^
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番組出演の皆さんと(ごみ箱さんもw)そして半眼のMJ
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それぞれがほんとにポテンシャルの高い皆さん
これからまた他の団体に客演されることも多いと思いますし、
ますますの活躍が期待されます^^

っともちろん。。。
作・演出のニノキノコスターさんと
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やはりちょっと他にない、
毎回興味深いアプローチをされてる。
素人目から観ても、ほんとに奥が深いんですよね^^。

次回も今回のような演劇・ダンスのコラボ、
はたまたまったく別の観点から。。。

そしてこのあと、
初の大阪公演も無事終了されたとのこと
次回の公演、企画がとにかく楽しみです
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8月26日の番組アーカイブはこちら♪








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