モンスターは“女神”の笑顔、だった。

2015.10.26(19:06)
ここのところ、気づけば雨が少ない。
心なしか空気も乾燥してて、リップクリームを取り出す。
風邪、しかもインフルエンザが流行りだしてるなんて聞いて、
焦ってます^^
先日お会いした女優さんも、
この急激な気候の変化で風邪をひいていらしたし。。。
予防予防^^

さてさて、今回は番組ゲスト『刈馬演劇設計社』さんの公演、
「モンスターとしての私」のレポです
KC3Z4769.jpg

会場はなんか毎週通ってたような(実際そうでしたw)、
円形劇場“ちくさ座”さん。
ここの舞台をどう使ってるか、
毎回ほんとに楽しみにしてるのですが、
さて今回は。。。

定期w

床にタイルのように規則的に並べられたマット、
真ん中にはなにか芸術作品と化している、少しいびつな大きな机、
そして独特の円形舞台の六ヶ所に、
等間隔に天井から吊るされた、長~い鎖。
座った席がたまたまその鎖の真ん前だったんですが、
それに視点が合うと舞台上がぼやけて鎖が浮かび上がる。
舞台に視点を合わせると前にぼやけたそれがあって。
“モンスター”だけに、番組でも少し触れた、
“檻”のイメージなのかな。
いろいろ考えていました。

舞台後方の印象的な白い布。
横に立つ同じく白い衣装の鈴木さん。
音楽とともに映像が流れて、とても印象的なオープニング。
「未成年の猟奇殺人、その後」なんて、とても重いテーマ。
どうしても構えてしまいますよね^^
よく考えてみたら、いつか電車の中刷りかなにかで見かけた話題、
その程度にしか思ったことはありませんでした。

冒頭で演じられた仮出所(保護観察)のシーン、
ベテラン俳優の二宮さん、そして観察官の大屋さんがとってもいい味を
“殺人犯”という拭えない過去があるとはいえ、一人の若い女性。
当然ながら彼女にもある“日常”。
正直思いもよらなかった、ここがすごく印象的に。

お兄さん役の藤村さん、
スーツ姿はちょっと『牛乳地獄』さんを思い出しましたが^^、
妹想いのまっすぐな、でもやはり悩みを抱えたお兄さんを好演されていました。
いつもとはちょっと違う一面を観た感じ。

内緒で町に繰り出した彼女が廃墟の動物園で出会ったのは、
同じ世代の若者たち。
田口さんはご自身の劇団では激しい動き、感情の役も多いと思いますが、
インテリな感じの役がほんとに似合うなぁ^^。
中村さんは...やっぱり中村さんだっw
元気いっぱいの役、ちょっと久々だったかも
でも芝居の中に見事にはまってるんですよね~。
そしていいアクセントに。
元山さんはとある秘密を抱えた役、
ということで、
個人的に今までに観たことのない表情でした。
(以前すんごく元気なステージを観ていたせいもありましたが^^、
落ち着いた雰囲気、そしてミステリアス。
こういった違いを楽しめたのもよかったですね
謎の女性役の岡本さん、
リンゴの大量に入ったキャリーケースを引きずりながら、
ネギで主人公達を追い立てるw
話すことも謎、こちらもミステリアスな存在感でした。

中央奥に垂れ下がっていた白い幕、
これが劇中にもスクリーンとして使われていて、
主人公が内緒で遺族のもとを訪れるシーン、
遺族役の大野さんが会話しつつ映すビデオカメラ、
荒げる言葉とともに、荒い映像がものすごくリアル。
思いと思いのぶつかり合いがほんとうに痛々しい。。。

流れてくる“殺人犯が町にいる”という噂。
お互いの素性を知らないまま、
交流を深めていく若者たち。
でも現実はそれとは裏腹に。。。

お互いの心が打ち解けあったかに見えた瞬間、

ジャラララララララ。。。

頭上から“あの”鎖が目の前へ。
心が打ち解けた、
のではなくこれは、
消せない過去のために(またしても)切れてしまった、
“縁”
なのかな。

いろいろ想像できましたが、
これにはほんと驚きました
その様子を観客はざわつくでもなく静観、
でも相当に心は揺り動かされている、みたいな。

それでも主人公の顔には笑顔が。
いたいけのないその顔、
それがなんとも切なくて。

ラスト、蝋燭のついたリンゴを手にしたキャスト陣。
想像以上にたくさん置かれたリンゴ。
暗い舞台上にそれが“ぼぉっ”と明るく浮かんでいるように見えて、
幻想的な光景。

「殺人犯にだって生きる権利はある。」
「でも過去にその“権利”を他人から奪っている事実がある。」
「いやそもそも自分なんかがそんなことを考えるべきなのか。」
ほんとによく分からない、
いろんな感情が頭の中をグルグル。。。

これもまた、ひとつの“感動”なんだ。

終演後、出演の皆さんと
KC3Z4772.jpg

僕の右後ろにいらっしゃる長嶋さん、
この日は“アフターシアター”の公開ゲネプロに出演。
こちらは本編にも出演されていた皆さんも一部出演、
短編ながらものすごく濃い作り。
なかでも“犯人”役の岡本さん、
こちらも先ほどとはまた違う、
底知れないミステリーを感じた^^
ゲネプロ感なんてない、
本番そのものの緊張感を味わえました

客演陣もほんとに豪華だった今回、
この作品もいつか、再演していただきたいなぁ
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5月7日の番組アーカイブはこちら♪
 





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