究極の“ジワる”

2017.02.20(20:51)
2月も中旬を過ぎてちょっと、春っぽい空気がしてきた、ような^^
日中はポカポカ陽気、でも日が陰ったり落ちた途端に極寒
まだまだ体調にも、着るものにも気をつけないといけませんね。。。
と思ったら春一番^^


さて、今回は番組ゲスト『劇団クセックACT』さんの公演、
「観客」のレポです

会場は愛知県芸術劇場小ホール。
以前にも一度公演にお邪魔した会場、
会場内が“黒”という印象の強い場所です。

僕は“おすすめ”とされるw最前列、
下手端の席へ。
冒頭その僕の目の前に登場したのは、
椅子に座った初老の男性、白塗り。
ひな壇のようになった舞台上には何人もの同じく白塗り、
衣装もモノトーンの男女。
初老の男性がなにか考えるような仕草をすると、
舞台上の男女がそれぞれ表情を変える。
男性が少し姿勢を変えると、
舞台上の男女はまた違った表情に。
男性の頭の内を表現していたと思いますが、
僕が座ったところから観るの、
最高じゃないか

これが無言のうちに繰り返されるんだけど、
言葉なしに語られるものがジワジワとこちらに伝わってきて、
こちらもググっと心を動かされる。。。^^
もうずっと(おぉぉおお)って感じw
黒い舞台上に白塗りの皆さんがうごめき、
男性のもとに集結。
なんともシュール、でも美しい。。。

場面の転換には役者が抱えた襖一枚くらいの板戸がいくつも行きかい、
照明も基本暗めでおどろおどろしい雰囲気。
キャストの皆さんは基本常に“異常”な表情^^、
話し方もなんとも異様な感じで、
どこか「異界」の雰囲気がすごい

クセックさんといえば主役の永野さん。
スキンヘッドに大きな身体、もちろん白塗り。
見た目だけでなく、身体からものすごい迫力が溢れてくるような方。
あるシーンで先ほどの初老の男性に付きまとうように、
僕の前にあった階段を降りてくる。。。
白い顔、頭から滴る汗、それ以上に迫り来る勘定。
(ヤバい。。。これは、ヤバい。。。
と、声も上げられずにムズムズw
そのまま客席の間を通っていく演出、
通路側の客席の皆さんはものすごい心地だったろうなぁ
終盤には腰巻半裸の状態で“病院のベッド”を抱え、
またそれを背負って歩くシーンが。
永野さんの大きな身体も相まって、
それはそれはすごい迫力でした

また劇中一際目立ったのが、赤いリボン、キャミソールの人物が登場、
急にぱっと華やかになった、と思いきや、
なにやらゴツイ身体、男性じゃないですかッ
周りのメンバーが一瞬かすんでしまいそうな、
シュールさの極みw
キャスト表を見ると“ジュリエット”の表記。
そう、あの「ロミオとジュリエット」が劇中劇として登場するのですが、
もともと同性愛がモチーフ、
80年も前の作品、というのも含め、本当にすごい解釈^^。

見た目、動きとともに、この公演で重要に思えたのが、
役者陣の“声”。
常に“異様”で“異常”な雰囲気のなか、
一際目立ったのが僕も前から注目させていただいている火田詮子さん。
あのハスキーボイス、一度聴いたら絶対に忘れられない^^、
一気に周りを、空気を作り出すあの存在。
これ以上この空間にフィットする声があるだろうか、
いや、ない。なんて反語も思い浮かべちゃうくらいw(すみません
『クセック』さんをホームグラウンドとされているというのもうなずける、
まさにこの舞台に欠かせない存在。


不可解で謎も多く、正直理解はきっと仕切れないだろうお話の展開^^、
それよりももう、
場面場面の光景、情景(心の、という意味で)、
それがとにかく面白くて、観ているだけで感情が高ぶっていく。
演劇、パフォーマンス、アート、それ以上、
いろんなものがごちゃ混ぜになってこれ以上ない濃密空間。

心の奥からジワジワと、
最初から最後まで、テンション上がりっぱなし。
こんな体験はほんと、初めてでした

終演後、出演のごく一部の皆さんと^^
KC3Z7007.jpg

すっかり化粧も落とされて、と、まだしっかり名残のある方w
演劇にダンス、様々な経験を積まれていないときっと、
あの舞台は創り上げられないのかも。
白塗りだったので、正直終わってパンフを見返して初めて、
知ってる役者さんが複数出られてたことに気付いたり

普段観たことのない別の表情、
いやむしろその方の“本質”の部分。
それが如実に現れてる、のかもしれませんね
KC3Z7008.jpg

ぜひまた次回も、はっきりと“ほかに観られない”舞台、
期待しちゃいますね
KC3Z7009.jpg


4月18日の番組アーカイブはこちら♪




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